猫の混合ワクチンの種類

こんにちは看護スタッフの田外です。

犬の混合ワクチンに引き続き、猫の混合ワクチンの種類についてのお話です!

今、当院には3種と4種の混合ワクチンがあります。

その大きな違いは、ネコ白血病ウイルス感染症に対するワクチンが入っているか(4種)いないか(3種)です。

ネコ白血病ウイルス感染症は、初期症状として発熱、元気喪失、全身のリンパ節が腫れる、貧血などの症状が見られます。また3年以内に80%の猫が死亡すると言われている病気です。

感染経路はネコ白血病ウイルスに感染している猫の唾液、血液、糞尿、涙との接触であるため、食器やトイレを共有することでも感染します。

特に外に出る子やよく脱走してしまう子、外の猫と交流をする子の場合、ケンカなどによる感染のリスクがあるため4種のワクチン接種をお勧めします。

そして、犬猫共通でワクチン接種後は注意が必要です!

ワクチン当日はワクチンアレルギーの症状がでないか、帰宅後も様子を見てあげて下さい。

顔が腫れてくる、蕁麻疹、発熱、元気喪失、嘔吐下痢などの症状は遅いと半日~一日程経ってから症状が出ることもありますので、ワクチンはなるべく午前中に接種することをお勧めします(夕方接種すると深夜に症状が出てしまう可能性があります!)。

また、免疫(予防効果)が得られるまでの約2週間は、なるべく他の動物との接触は控えましょう!

ワクチンについてわからないことがありましたら獣医師、スタッフに気軽にお声がけください。