猫ちゃんのトリミングのお話

今月のブログ担当のトリマー(山岸・太田)です。

今回は猫ちゃんのトリミングについてお話したいと思います(=^・・^=)

 

わんちゃんと同じように猫ちゃんにもシャンプーやカットって必要なの?と思う方も多いかと思います。

なので今回はシャンプーとカットそれぞれの必要性について考えていきたいと思います。

 

まずはシャンプーについて…

シャンプーの必要性:基本的にはありません

猫ちゃんはセルフグルーミングといって、自分で毛づくろいをして清潔を保っています。

私(山岸)も短毛猫を飼っていて、シャンプーせずにもう7年が経ちますがいつでもツヤツヤで、いい猫の香りがします。(笑)

そして水やドライヤーの音が苦手な子が多く、シャンプーは猫ちゃんにとってストレスや負担がとても大きいです。

ただ、汚れがひどい場合や皮膚に炎症があったりなど、シャンプーしたほうがいい場合もありますので、気になることがあったら獣医師やトリマーに相談してください!

 

次はカットについて…

カットの必要性:短毛さんは必要なし!長毛さんは毛玉処理で必要な場合も

長毛猫さんはとても毛玉ができやすいです。そのためお家でのブラッシングが必須ですが、嫌がってなかなかできない子も。そうするとガチガチの毛玉が出来てしまい、お家で取るのは困難です。当院ではそういった子たちのカットを受け入れていますので、毛玉が出来てしまったら無理に取ろうとせずにまずは相談してください!

 

以上のことから当院での猫ちゃんのトリミングは、基本的に毛玉の長毛さんのカットのみで行っています。

そして施術はシャンプーとカット共に原則鎮静下で行っていますが、理由は猫ちゃん・トリマー両方の安全のためです。

シャンプーは先ほど述べた通り、大きな音や刺激でパニックになってしまい危険です。

カットもバリカンやハサミといった刃物を使うので、少し嫌がっただけでも危険です。

また、興奮していると鎮静が効きにくかったり、刺激で目覚めてしまうのでシャンプーとカットを両方一緒にはしていません。

猫ちゃんは知らない所で知らない人に触られたり、何かされるのがとても苦手なので、安全に施術を進めるうえで鎮静が大事である事をご理解いただけたらと思います。

鎮静と聞くと心配もあるかと思いますが、事前の血液検査や当日の体調など、獣医師としっかり相談しながら行っています。

 

では実際にどのようにカットしているか説明します(‘ω’)ノ

➀来院したら今日の体調・気になる事などを伺ってからお預かりします

②問題なければ先生に鎮静の注射を打ってもらいます

③眠るのを待ちます( ˘ω˘)スヤァ

④しっかり眠ったことを確認したらカットスタート!

⑤バリカンで短く刈っていきます。

毛玉を取る・しばらく毛玉ができないようにするため、全身を1~2mmでツルツルに!

⑥爪切り・足裏・足回りのカットも同時にしていきます

⑦お顔はハサミで丸く、しっぽはライオンさんのように

⑧最後に耳そうじをしたら

⑨起きる注射を先生に打ってもらいます

⑩しっかり目が覚めるまで様子を見て、大丈夫そうならお迎えの連絡をします!

だいたいこのような流れでトリミングをしています。

鎮静がかかるまでや、実際に効いている時間、目覚めるまでの時間などは個体差がありますので、なるべく時間に余裕をもってお預かりをしています。

また、わんちゃんのトリミングとは同時にできないので、すぐに予約が取れない現状ですが、ご理解のほどお願いいたしますm(__)m

以上猫ちゃんのトリミングについてでした(。・ω・。)