熱中症対策

今月のブログ担当の動物看護師の小清水です。

暑い夏がやってきましたね~!

夏は私たちだけでなく、わんちゃんねこちゃんにとっても暑さが厳しい季節です。

この時期熱中症対策が大切になってきます。

皆さん熱中症対策はしていますか?

 

犬や猫も人間と同じ様に熱中症になることがあります。

熱中症とは、高温多湿の環境の中に長時間いることで体温調節がうまくできず、体温が上昇し脱水状態になることから起こる全身疾患のことをいいます。

犬や猫の平熱は38°前後で人間よりも高いのですが、42°を超えると多臓器不全になり命に関わります。高温下における時間が長いほど状況が悪化するので、できるだけ早く対処することが重要です。

 

次に熱中症の症状についてです。

初期症状だと、ハアハアと激しく呼吸したりよだれが大量に出て歯肉や舌・粘膜などに充血やうっ血などが見られます。

重篤化した場合、ぐったりして意識がなかったりけいれん発作などが起こります。

こういった症状がみられたらすぐ病院に連絡し来院することをおすすめします。

 

最後に熱中症にならないための対策方法です。

熱中症にならないための対策は屋外・室内それぞれにあります。

屋外では散歩はできるだけ早朝など涼しい時間帯に行くようにしましょう。

早朝は気温や地面の温度がまだ上がっていないためおすすめです!日が暮れてすぐはまだアスファルトが熱いので数時間たって地面を触って熱くないか確認してから行くようにしましょう。

散歩中は、こまめな水分補給を心がけ首に濡らしたタオルやわんちゃん用の保冷剤を入れられるバンダナなどを巻いておくと熱中症の予防になります。

 

室内では積極的にエアコンを使って適切な温度(25°前後)を保ち、直接日光が当たらないようにしましょう。

又、こまめにブラッシングを行い被毛の通気をよくするのも効果的です!

 

長くなりましたが、熱中症だけでなく体調の異変に気づいたら気軽にDrやスタッフにご相談下さい。暑い夏もしっかり熱中症対策して乗り切りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました⚘