保護犬を迎え入れました part2

獣医師の草開です。

実は2年前に新しい保護犬を迎え入れました。名前はうみちゃんです!年齢は推定ではありますが3歳くらいで、性格は心を許すともの凄く構ってちゃんでとても甘えん坊さんですが、他の犬にはあまり興味が無い犬見知りのマイペース女の子です。

この子は沖縄のゴミ処理場でゴミを食べて生活しているところ保護され、保健所生活していました。ただ沖縄県の殺処分までの一時収容期間は他県よりも短く頻繁に殺処分が行われていました。(現在は殺処分ゼロ活動が進み減少傾向しつつあります)
期限が迫っておりどうにかできないかと思い、そのまま飛行機で神奈川に来てもらって家へ来る形になりました。当初は十分な食べ物を食べていなかったこともあり、骨が浮き出て削瘦しておりお腹に寄生虫等もたくさん持っている状態でした。そんなうみちゃんですが、今ではとても食いしん坊でガリガリだった頃とは思えない程今ではダイエットを頑張らなきゃいけないくらい立派な身体をしています。(今飼い主も含めて一緒にダイエット中です汗)天真爛漫で色々な事に興味関心を持っていますが水だけは苦手でお家でのシャンプーはまだ練習中です。


迎え入れるきっかけのもう一つの理由として、元々先住犬にりっぷ(6歳)という同じ沖縄宮古島から保護した犬がいると2021年8月のブログで紹介させてもらいました。(上の写真のお湯に浸かってる子です)
この子に関してはかなりビビリで人間不信なところがあり、家に来て数年間一度も吠えたことがなく、おもちゃで遊んだりもせず尻尾が下がりっぱなしで色々トレーニングを試みましたが自分の感情や要求はうまく出せずにいました。そこでもっと犬らしくのびのびと過ごしてほしく何か本人にとって良い刺激になればと思い、この度うみちゃんを迎えることになりました。
性格は真反対の2人ですが相性は意外と良い感じで、うみちゃんの好奇心旺盛で色々なものに飛びついているのを見て、りっぷは今まで出来なかった抱っこやスムーズに散歩、嫌な時は吠えて応えたり楽しい時など尻尾を振ったりなど少しずつ感情を表に出す事が増えており良い影響を受けているように思えます。これからもお互い良きパートナーになってもらえたらなと思っています。