院内紹介⑦ 「処置室」
こんにちは!
看護師の町田です。
今回、院内紹介させていただく場所は『処置室』です!
待合室や診察室は来院された際に見る機会はよくありますよね!
処置室とは、名前の通り、処置をする場所なのですが…
例えば診察室では性格的に落ち着かなかったり、興奮してしまい充分に診察ができなかったりすることがあります。
そんな時は処置室でしっかり保定し、安全に診察させていただきます。
診察室側から見た処置室はこんな感じです!
うーん、、少しごちゃついてますね~(^-^;
では、さっそく紹介していきましょう!
入ってすぐに、処置台が2台設置されているため、
同時に診察が進行できます。
1台は体重計を測れる上下可動式の処置台です!
こちらは各診察室にもあります。
もう1台は水道シンク付きになっているため、その場で汚れている部位を洗いたい時に便利なんです!
☆処置用ライト
耳の処置や細かい作業をする時にとっても役立ちます!
こちらは、下から、横から、あらゆる角度から手元を照らせます!
☆注射薬剤棚
処置台からすぐ近くに補液剤・注射薬剤・注射針・包帯・体温計など、様々な医療グッズが置いてあります。
☆皮下点滴用加圧ポンプ
皮下点滴をする際に使用します。
わんちゃんやねこちゃんの皮膚はとてもよく伸びるので、補液は皮膚の下の部分に水分や薬剤を細い針から入れます。
皮下点滴用ポンプに管を繋いだ補液を左側にセット→右側のポンプを押すと空気圧がかかり、結果的に補液剤が押されて自動で補液が流れる仕組みです!
以前はスタッフが手で補液部分を押して行っていたので、この皮下点滴ポンプ様のおかげで迅速に皮下点滴の処置が行えるようになり、我々はとても助かっています…!!
☆ICU
≪ICUってなあに?≫
ICU=集中治療室
どんな場面でICUが必要なの?
・呼吸困難→酸素濃度を設定
・温度管理→密閉された部屋でヒーター・クーラー完備
・手術後の管理→衰弱した動物にストレスを最小限に抑えて治療ができるので急変のリスクが高い患者さんなど、こまめに状態を確認する場合にICUでの入院を選択しています。
『動物の体格に合わせて適切なサイズを選べます』
・猫や小型犬
・体高がある犬種
・大型犬
『設置場所の工夫』
患者さんの変化にすぐに気づくため、1番目立つ場所に設置、
急変した場合はすぐ手術室へ移動できる位置に設置
ICUから外の酸素ボンベへホースを繋ぐと
酸素が出てくる仕組みになっています
ICUの酸素室では約20~45%まで設定することができます。
(完全密閉でないと難しい場合もあります)
自宅にいる場合は躊躇せず受診することをおすすめします。
また、事前に状態をお電話いただくことで、
来院前に酸素室の準備やスムーズな対応が可能になることがあります。
来院時に呼吸状態や舌色、意識の確認をし、必要であれば診察よりも先にお預かりをさせていただくことがありますので、少しでも変わった様子に気付いた際は近くのスタッフにお声をかけてくださいね!
どうでしたか?
処置室は日頃のお手入れで使用するような物から、いろいろな検査器具などが置いてあったり、設置されています。
また引き続き院内紹介を楽しみにしていてください!