薬用シャンプーの話

こんにちは

今回のブログを担当する獣医師の吉田です

GWも終わってだんだん気温も高くなり、街では早くも半袖の方を見かける季節になりました

暑くなってくると動物病院を受診する理由で増えてくるのが膿皮症(皮膚表面の細菌感染)やマラセチア(皮膚に常在しているカビの一種)性皮膚炎といった皮膚トラブルです

これらは投薬での治療が必要になるケースもありますが、トラブルを起こしている部位が皮膚の表層ということもあり、最も効果的なのが薬用シャンプーの使用によるシャンプー療法になります

薬用のシャンプーは一般的な低刺激シャンプーと異なり抗生剤(細菌に対するお薬)や抗真菌剤(カビに対するお薬)が含まれていることもあり洗い方が少し特殊です

シャンプー治療は自宅で行うことがメインになるので、シャンプーの効果を十二分に発揮するためこの場を借りて洗い方のポイントをお話させていただきます

 

・まずはしっかりシャワーで濡らしましょう

ポイント:お湯の温度は35℃位を目安にしましょう

※わんちゃんの皮膚はデリケートなので、温かいお湯では痒くなってしまいます

 

・症状がひどい部位から優しく泡立てて洗います

ポイント:強く擦るとデリケートな皮膚を傷つけてしまいます

※スポンジを用いると泡を作りやすいですが、状態によっては原液での方が望ましいケースもあるので獣医師に確認しましょう

 

・10分間浸透させましょう

ポイント:薬用シャンプーの使用の際に最も重要なポイントです。お薬の成分をしっかりと浸透させる目的があります

※先述したようにひどい部位から洗い始めることで、10分間じっとできないわんちゃんも最低限の浸透を行うことができます

 

・しっかりと洗い流します

ポイント:洗い残しがあると痒みの原因になります。5分以上を目安に泡がなくなるまでしっかりと流しましょう

 

・乾燥させます

ポイント:ゴシゴシせずに優しくタオルドライしてください

※ドライヤーを使用する場合は、一カ所に温風を当てずに散らすように当てましょう。可能なら冷風の使用が望ましいです

 

今回は薬用のシャンプーの使用方法についてお話させていただきましたが、いかがでしょうか?

これから使用する方の参考になれば幸いです

当院では薬用のものから普段使いできるものまで、様々なシャンプーを取り扱っています

治療として必要な方はもちろんですが、ご興味のあるかたはスタッフまでお尋ねください