動物看護師のお仕事①【麻酔編】

7月ブログ担当、看護師の井上です。

動物看護師が国家資格になるため、今回から数回にわたって動物看護師のお仕事についてのお話をしたいと思います。

皆さまは動物看護師のお仕事ってどのようなものかご存知ですか?

*ペットの体調等を問診する受付業務

*診察代・検査代等の会計業務

*電話対応

これらは皆様と直接関わることなので何となく想像できると思います。

しかし!動物看護師は見えないところでも日々働いています!!そんな動物看護師の裏でのお仕事について一部紹介させて頂きます。

さて、今回紹介するのは麻酔管理です。

当院では、午前の診察終了後~午後の診察開始までの時間に手術を行っています。もちろん手術をするのは獣医師の先生ですが、先生が手術に集中できるよう術中の麻酔管理は動物看護師が行っています。

こちらが麻酔モニターです。

心拍、脈拍、呼吸、血圧、酸素濃度、麻酔濃度など、このモニター1つで様々なデータが読み取れます。これに五感での観察も合わせ、異常があれば報告し、獣医師の先生のもと対処したり麻酔濃度の調整を行います。

また、手術後のワンちゃんや猫ちゃんが麻酔から覚めるまで付き添うのも動物看護師の役割です。

 

さて、こちらに見覚えのある方もいるのではないでしょうか?避妊手術やお腹周辺の手術などをした際に、傷を舐めないよう隠すための服です。

実はこの服は看護師が作っています!

最初は写真の右側にあるようなただの筒状の布ですが、その子に合わせて長さを調整したり、四肢が出るよう切り込みを入れたり、オシッコで汚れないよう陰部の部分を切ったりします。

一人ひとり体格も体型も全然違うので、実際に着せてみると小さかったり大きかったり・・・

簡単そうに見えますが慣れるまでは結構難しいです(汗)

もし帰宅後に服が破けたり汚れてしまった場合には、交換することも可能ですのでご相談ください☆

以上、動物看護師のお仕事①【麻酔編】でした!